世界史の扉@(世界地図のうつりかわり):

「様々な時代の『世界の中心』と呼べる国家や地域において、世界認識はどのよ
 うなものであったか?」


バビロニアの世界地図、アレクサンドロスの東方遠征前後の世界像の修正、ヨー
ロッパ人の対外進出(『大航海時代』)以降、20世紀にいたる世界地図上の空白
部分の縮小と消滅は、それぞれ、古代史におけるメソポタミア文明からギリシア・
ヘレニズム文明、近世史におけるスペインやオランダの覇権、近現代史における
イギリスやアメリカの覇権を背景としている。

<評価の観点>
関心・意欲・態度:
世界地図の変遷とその時代背景の探究を通して、世界史学習に対する意欲が喚
起されている。

思考・判断:

世界地図の変遷の過程を知ることにより、世界史のエポックとなる出来事につい
て考察している。

資料活用の技能・表現:

それぞれの世界地図から、その時代の世界観について自分の考えをまとめたり、
発表したりする。

知識・理解:

世界地図の変遷の過程について学ぶことにより、世界史の大きな流れを把握しよ
うとしている。